誰も見ていないインターネット広告

先日、叔父とバイオの買物.comの話をしていたら、いつものあれが飛び出しました。

「ネット広告は全然見ないよね!」と、とても純粋な声で言われてしまいました。

実際、ネット広告はよく見ているという人に僕はおおよそ会ったことがありません。妻に聞いてもそうですし、僕自身もネット広告をクリックした記憶は数えるほどしかありません。GoogleのAdwordsなら割とクリックしますが。

でも僕はインターネットでウェブサイトを立ち上げ、広告収入で食べていこうとしているわけです。ですから、この問題に正面からあたらなければなりません。

みんながネット広告と言うときには、ほとんど間違いなくバナー広告のことを指しています。そこで参考になるのは視線追跡調査の記事です。
バナーは目に入らないのか?
ビデオクリップ(僕のマックでは見られませんでしたが)もあるので、参考にするといいと思います。何をやっているかというと、ユーザにウェブサイトを見てもらいながら、その視線の動きを追跡して分析しています。そこからわかることは;

  • ネット広告部分に視線がいくことはゼロに近かった。ユーザがざっと拾い読みをする場合でも、また全文にしっかりと目を通す場合でも。
  • 検索結果が表示されるページに掲載されるテキスト広告、つまりGoogleのAdwordsのような広告は、そこそこユーザの目に入っている。(参考

MarketingSherpaのレポートでは;

  • スクロールしなくても良い位置にある広告であっても、見るのは60%のユーザのみ。
  • スクロールしなければならない位置の場合は、見るのは25%のみ。

Nielsenの調査では;

  • インターネット広告は新聞やテレビ、雑誌と比べると、顧客からの信頼が薄い。
  • 信頼度の低さはかなり深刻で、調査した媒体のうち、携帯電話へのメールに次いで下から2番目に信頼が薄かった。

また、Starcom, ComscoreとTacodaがスポンサーした調査によると;

  • 広告をよくクリックするユーザは全ユーザの6%であるが、総クリック数の50%を占めている。
  • 広告をよくクリックするユーザは25-44歳、$40,000ドル以下の収入の人が多い。
  • 広告をよくクリックするユーザはその他のユーザに比べて4倍もの時間をインターネットに費やすものの、ネットでの購入金額はこれと対応しない。またオークション、ギャンブル、就職斡旋サイトを好んで訪問する。

バナー広告に効果があるのかないのか。
僕は叔父と意見が同じです。バナー広告は見ませんし、僕らが対象としている顧客もまたバナー広告は見ないと思います。無理に見せようと思えば、何が起こるかというとバイオの買物.comの利用者が離れていくだけでしょう。

でも、メーカーは良い広告媒体が欲しくてたまりません。ブランド力はなくても優れている製品を、広く告知したいとみんな思っています。使い道に困っている広告宣伝費というのはかなりの金額存在しているのです。

ネット広告が思いの他に効果が上がらないという事実を直視して、新しい形態を真剣に模索しないといけません。もちろんアイデアはありませすが。