創業者社長が良い理由

ネットスケープの創業者としても有名なMarc Andreessenと共にベンチャーキャピタル “Andreessen Horowitz”を設立したBen Horowitz氏のブログに面白い記事がありました。

「我々がなぜ創業者社長を好むか」

ビジネスが立ち上がったら創業者CEOは退き、そして後はプロフェッショナルなCEOに経営を譲るべきだというのが一般的な常識だとした上で、その考えは誤りであると結論しています。

ポイントを以下に列挙しました;

  1. 大成功したハイテク企業の大部分は創業者社長が長く経営していました:Apple、HP、Intel、Microsoftなどは言うに及ばず、Sonyなども例として挙げています。
  2. 創業者は製品サイクルを見いだします:プロフェッショナルなCEOは製品サイクルを最大化する能力はあります。しかし製品サイクルを見いだす力はありません。製品サイクルを見いだすイノベーションはビジネスの中でも最も難しいものであり、プロフェッショナルCEOにその方法を教えるよりも、創業者社長にプロダクトサイクル最大化の方法を教える方が簡単です。
  3. 製品サイクルを見いだすためには、自社と市場と技術の深い理解が必要です:この知識が無いと、会社を全く新しい方向に向かわせる勇気が持てないとしています。
  4. Moral Authority (信望に基づいた権威):会社の根幹を築いた創業者社長には、時代に合わせてその根幹をひっくり返すだけの権威があります。外部から雇ったプロフェッショナルCEOにとっては既存のビジネスモデルを覆し、新しいものを取り込むことが非常に困難です。
  5. 長期的な展望へのコミットメント:長期的な利益にコミットすることは、しばしば短期の利益を犠牲にすることにつながります。創業者CEOは当然ながら長期にコミットしてます。一方でプロフェッショナルなCEOは短期的なゴールに影響されがちです。

全くその通りだと思います。