Android標準ブラウザがChromium Forkであるデバイスのシェア

先日、Samsung Galaxy S4の標準ブラウザが1年前のChromium 18.0のフォークである可能性が高いことを紹介しました。

そういうのが実際にどれぐらい多いのかを調べてみました。NetMarketShareのデータを使いました。

この時点での最新のChrome for Androidはversion 27.0で1.54%のシェアがあることがわかります。Chromeは自動的にアップデートするのですが、このデータにはまだ25.0、26.0のものもあり、それぞれ0.29%、0.19%となっています。合計して、2.0%のユーザが新しいChrome for Androidを使っていることがわかります。

注目するのはChrome for Android 18.0が1.70%もあることです。Chromeの自動アップデート機能のため、Google PlayからダウンロードしたChrome for Androidがバージョン18.0でとどまっている可能性は低いと考えられます。そうなるとこの1.70%というのは、Samsung Galaxy S4と同じように標準ブラウザがChromium 18.0ベースのものから来ていると推測できます。

憶測になりますが、近いうちにChromium 18.0からフォークされたバージョンがGoogle PlayのChrome for Androidを近いうちに抜かしてしまいそうな気がしています。というのもAndroidユーザの91%が標準ブラウザを使用しているというChitikaのデータがあるからです。

Windowsプラットフォームでは高いシェアを誇るChromeですが、スマートフォンではなかなかそうは行かないようです。

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なお、どうしてAndorid上でChromeの使用率が上がらないのかを考えてみると、次のことが言えると思います。

  1. Windows上の標準ブラウザの性能が劣悪でした(Internet Explorer 7, 8, 9などのことを指します)。
  2. まだまだ使用されているWindows XPでは、Internet Explorer 8までしか動かず、これもかなり性能が劣悪です。

つまり標準ブラウザであるInternet Explorerを使い続けるのがかなりつらかったから、FirefoxやChromeに乗り換える人が多かったと言えます。これはFirefoxやChromeの功績というよりも、Internet Explorerの失策と言えます。

Android上ではそこまでの失策がなかったため、Chromeが普及できなかったのです。今後もSamsungらは自分たちの力で標準ブラウザに力を入れていくようですので、Chrome for Androidが普及するスキは出てこないと言えます。