Firefoxは職場で多く使われ、Chromeはでプライベートで多く使われる

StatCounterのデータを分析したところ、平日はFirefoxが多く使われる傾向に有り、週末はChromeが多く使われることがわかりました。

このことから職場ではFirefoxが多く使われ、プライベートではChromeが多く使われると想像されます。その原因については後ほど推測してみますが、とりあえずはデータを紹介します。

データ

米国のデータです。それほど大きなスパイクではありませんが、Chromeは週末に多く使われているのがわかります。それに対してFirefoxはスパイクが全く見られず、職場でもプライベートでも使われていることがわかります。参考までにInternet Explorerは週末に下にスパイクしており、週末には比較的使われていないことがわかります。

StatCounter browser US daily 20130620 20131120

日本のデータです。日本の場合はどのブラウザでも大きなスパイクがありません。

StatCounter browser JP daily 20130620 20131120

ドイツのデータです。ドイツは米国と比較するとChromeの使用率が低く、Firefoxの使用率が高いという大きな差がありますが、やはりChromeは若干週末の使用が多く、Firefoxは若干平日の使用が多いというデータになっています。

StatCounter browser DE daily 20130620 20131120

ブラジルのデータです。ここはInternet Explorerが週末に利用が増えていて、Firefoxは平日に利用が増えています。またChromeは余りはっきりしません。

StatCounter browser BR daily 20130620 20131120

このように弱いながらもFirefoxが平日に多く使われ、Chromeが週末に多く使われるという傾向が出ています。

FirefoxとChromeの傾向はどのように推移してきたか

まずはブラジルを見てみます。2010-2011年のデータです。それまでどちらかというと週末での利用が多かったFirefoxが(上方にスパイク)、徐々に平日での利用が多くなるように(下にスパイク)なったことがわかります。おそらくはChromeの対等によりプライベートの利用はFirefoxからChromeに変わったものの、職場にはChromeはそれほど入り込めなかったことが推察されます。

StatCounter browser BR daily 20091120 20111120

次はブラジルの2012-2013年のデータです。2013年の春頃になって、ようやくChromeが職場に入り込んでいく様子が見えてきます(スパイクが小さくなった)。

StatCounter browser BR daily 20111120 20131120

米国の2010-2011年のデータを見ると、それまでプライベートでの利用が多かったFirefox(上方にスパイク)が2011年の中旬に平坦になっていくことがわかります。ブラジルと同じようにプライベートの利用をChromeに奪われた一方、職場での利用は残ったことが推測されます。

StatCounter browser US daily 20091120 20111120

ドイツの2012-2013年のデータも同じような傾向が見られます。

StatCounter browser DE daily 20111120 20131120

考察

上記の結果から以下のことが言えるのではないかと思っています。

  1. 新しい製品が浸透するのは、職場よりも圧倒的にプライベートでの利用が早いです。ブラジルにおいてはChromeが職場に浸透してきましたが、他の国(米国、ドイツ)でChromeが浸透していくかは未知数です。
  2. 職場ではInternet Explorerが強みを発揮していますが、standards compliantなブラウザが必要なときは歴史的にFirefoxが使われてきたと思われます。いったん確立されたこのFirefoxの立場は、容易にはChromeに変わらないのでしょう。

CMSの役割について考える

最近ライフサイエンスの研究試薬・機器メーカーのウェブサイトを画期的に良くするサービスを準備していて、その関連でメーカーのウェブサイトを良く眺めています。

そうする中でCMSの存在が気になります。どういう風に気になるかというと、あまりクライアントの役に立っていなくて、むしろウェブサイトを悪化させているのではないかと感じているのです。

ポイントはメーカーのウェブサイトの特徴です;

  1. メーカーウェブサイトのボリュームの大半は製品ページであって、これはほとんど更新することがありません。更新するとしても印刷版のカタログと同期させることが(本来は)必要なので、どこかで更新履歴がまとまっていないと印刷版との同期がおかしくなります。
  2. メーカーウェブサイトの更新の大半はキャンペーンや新製品です。どれも新しいページの作成が必要です。特にキャンペーンページはデザインが重要なので、ウェブデザイナーに依頼します。製品担当が直接ページを作成することはありません。新製品の場合、注力製品であればイメージなども多いので、やはりウェブデザイナーに依頼するのが無難です。

CMSの最大の「売り」は、ウェブデザイナー以外の人がコンテンツを直接書き込めることですが、少なくともメーカーのウェブサイトの場合はそのニーズがそもそもないと感じています。

そうなるとCMSの欠点ばかりが見えてきます。CMSの欠点についてはYahoo知恵袋に良くまとまっていますが、一言で言えばCMS導入業者への依存度が凄く強くなることです。

総合すると

  1. CMSはメーカーにとってはメリットがない
  2. CMS導入業者にとっては継続的に管理費やカスタマイズ費がもらえるので、メリットだらけ

もちろんCMSには他にもメリットがありますが、そのほとんどはDreamWeaverのようにサイト管理機能が充実しているソフトウェアを使えば同等以上のことができます。

  1. CMSはテンプレートでデザインの統一性が保てます。DreamWeaverにもテンプレート機能が充実しています。そしてCMSのテンプレートとDreamWeaverのテンプレートの最大の違いは、CMSだとプログラマーが変更しなければならないのに対して、DreamWeaverのテンプレートはウェブデザイナーが変更できる点です。
  2. CMSに機能拡張をすれば、価格などの情報をデータベースから引っ張ったりできますので、常に最新の価格情報を保証することができます。しかしこれはまず非常に高価です。そしてカスタムなので業者依存がますます強くなります。このあたりは私たちが新しく用意しているサービスを利用すると、うんと安くできます。業者依存も生じません。

DreamWeaverの場合、一番のメリットはこれがデザイナーの標準ツールだということです。デザイン力が高い人材を探すとき、あるいはウェブサイト担当者を変更しればならないときにはこれは凄く重要です。確実に、簡単に、そして安価に引き継ぎが可能です。

もしもそれでもCMSを利用するのであれば、業者依存を生じさせないために、広く普及しているオープンソースのCMSを利用するべきだと考えます。世の中で圧倒的に普及しているCMSはWordPressですので、原則としてWordPressが第一候補です。明確な理由(Wordpressで実現できない機能)がない限り、それ以外のCMSを使うべきではないでしょう。

もちろん「CMSを使うべきかどうか」はケースバイケースで変わります。例えばこのブログはWordPressで動いていますし、Castle104のホームページもWordPressです。

気をつけなければならないのは、「業者は業者依存を増やしたい。なので彼らはCMSを導入したがる」という点です。

IE10にアップグレードしているユーザが多くてありがたい話

StatCounter browser version partially combined JP quarterly 201001 201304

IE9が浸透するのも決して遅くはなく、2年間のスパンでIE8のユーザが切り替わっていきました。それに対してIE10はより勢いがありそうだというグラフです。日本に限っていえば、1年間で切り替わりそうです。

ありがたいことです。

IE8のユーザが依然として多いのはWindows XPではIE8までしか動かないのが主因ですが、自分のウェブサイトの分析を見ると、OSがWindows 7でもIE8を未だに使っている人が多いようです。

これも自分のウェブサイトの分析結果ですが、Windows XPでIE8を使っている人は大学関係者にも多いようです。これはおそらくXPしか動かないNetbookなどを使っているためでしょう。一方でWindows 7でIE8を使っている人は圧倒的に企業です。

ウェブ開発者としてはなるべく多くの人に > IE10に切り替わって欲しいです。IE10は本当に良いブラウザです。

本当はIE8のサポートをそろそろやめたいと思っているのですが、微妙なところです。

AppleのiOS 7紹介ビデオからデザインコンセプトを学ぶ

バックアップ

iOS 7の紹介ビデオの中で、Jonathan Ive氏がいろいろ大切なことを言っていますので、そのメモ。

True simplicity is derived from so much more than just the absence of clutter and ornamentation. It’s about bringing order to complexity.

Distinct functional layers help establish hierarchy and order, and the use of translucency gives you a sense of your content.

In many ways, we have tried to create an interface that is unobtrusive and differential. The design recedes, and in doing so actually elevates your content.

ウェブデザインからサイドバーをなくしていこう

2013年1月に[iPad専用にデザインするということはどういうことか](https://naofumi.castle104.com/?p=1925)というブログを書き、その中でPC用のウェブデザインが実は無駄だらけだと述べました。そしてその無駄を省いていくことで、iPadに適したウェブサイトが自然にできてくると議論しました。

先日、[Squarespace](http://www.squarespace.com/)でテンプレートを開発しているEric Anderson氏が、やはり[サイドバー不要論](https://medium.com/design-ux/167ae2fae1fb)を展開していました。

解決策として;

1. 関連リンクはブログポストの後に付ければ良い。
2. 検索窓はヘッダーかフッターに付ければ良い。
3. アーカイブは専用ページに用意すれば良い。

このブログはまだサイドバーなしにしていませんが、Eric Anderson氏の述べていることは全くその通りだと思います。近々、サイドバーをなくしていきたいと思います。