GDPの成長ばかり目指すと、アメリカを太らせるだけ

僕は経済学の専門家ではないので、間違っているかもしれません。しかしGDPの成長、特に外需による成長だけに目を奪われていると、アメリカを太らせているだけではないでしょうか?

僕が思うのは、GDPの成長ばかりを特に外需で果たそうとすることは、ひどく愚かなことです。
アリとキリギリスの話において、アリが貯金を自分のためにとっておくのではなく、貯金をキリギリスにあげ続けているような状況では無いでしょうか。

そもそも経済成長というのは何だろうか?というところから考えたいと思います。

GDPというのは日本国内で生産された付加価値を見るものであり、日本における生産活動の指標です。
しかし、モノを生産すれば日本は幸せになるでしょうか。間接的にはそうかもしれませんが、直接的には違います。経済的に幸せになるためには、モノを生産し、その報酬をもらい、得られた金額で自分と家族のためにモノを買うことをしなければなりません。ここまでやって、始めて日本の生産活動は日本人の幸せに結びつきます。

日本が今までやってきたことはこれとは異なります。おおざっぱに言えば、日本人はモノを生産し、GDPを高め、報酬を得て、そのお金を貯金して、そしてこれをアメリカに貸しています。貸したお金でアメリカ人はいろいろなモノを買い、良い暮らしをしています。

ひどく単純化した極論ですけど。

発展途上国の場合は、外需を優先して経済成長するのは得策です。なぜならば発展途上国の場合はまだ国内に十分な需要が無いからです。しかし先進国となった日本では、十分な需要が無いのは逆におかしい。需要がないことを理由に外需に頼るのは発展途上国の策です。先進国の策は、どうして国内に十分な需要が無いのかをしっかり分析して、国内需要を増やすことであると思います。日本はそういう意味で、まだ発展途上国のギアに入りっぱなしなのです。あまりにも急速に発展したので、無理も無いところはありますが。

今の政府はGDPに変わる指標を編み出し、これを伸ばすことを成長目標にしようとしています。
ぜひ早くやってほしいものです。
経済活動だけを見たとしても、GDPを指標にするのは、アメリカ人にとっては幸せですけれども、日本人を幸せにしませんから。日本人がだまされ続ける程度だけには幸せにしてくれますけど。