iPadの競合品が価格で勝てなさそうで、どうなってしまうんだろう

アップデート
Amazon.co.ukにSamsung Galaxy Tabの価格が出ていました。3G, 16GBモデルで£599.99でした。本文で紹介したショッピングサイトの£616.88よりは安くなっていますが、iPadの£529.00にはやはり勝てないようです。

iPadに対抗するデバイスとして、SamsungとかDELLなど各社が新しいタブレットの販売を計画していますが、どうも価格的に勝てなさそうな感じになってきました。

プロモーションビデオでは非常に魅力的に見えるSamsung Tabの場合、まだ正式な価格の発表がありませんが、例えばオーストラリアではSamsung Tabが$999 AUDに対して、同等のiPadが$799 AUDだそうです。またイギリスでもVAT込みでSamsung Tabが£616.88に対して、iPadが£529.00となっています。

画面が小さいことを除けば、Samsung Tabの方がスペック的には若干有利にも見えますが、いずれしても遅れて市場に参入する挑戦者が大幅に高い値段をつけているのは、かなり不安材料です。しかもiPadは利益率が高いと言われていてその気になれば価格を下げる用意があるとも報じられています。

要するに、iPadの方がずいぶんと安く作れるみたいです。Samsungを持ってしても、またオープンソースのAndroid OSを使っても、iPadより安くは作れなかったようです。HTCもだめだそうです(
HTC価格 32G $790iPad 3G 32G $729.00)。

こうなるとSamsungやHTCとしては、携帯電話キャリアとの契約とバンドルさせてハードの価格を下げるか、あるいは何かしらソフトをバンドルして安くするかなどしか選択肢がなくなります。

最近、ちょっと話題になっているのはデフォルト検索エンジンを変える話です。

例えばVerisonから発売されるSamsung FascinateというAndroid Phoneではデフォルトの検索エンジンがMicrosoft Bingになっていて、これをGoogleに戻す方法がないと報じられています。このようになった理由はVerisonとMicrosoftが5年契約を結んでいるためだそうです。VerisonがAndorid Phoneを安くしてくれる分、VerisonがMicrosoftからお金をもらうというのはまぁ納得のいく話です。

ただGoogleとしては非常に面白くない話です。そもそもAndroidはオープンソースなので、GoogleとしてはAndroidの利用が広がっても収入はほとんどないはずです。GoogleがAndroidプロジェクトから収入を得るためにはスマートフォンが普及し、モバイル広告収入が増えないと行けません。しかし検索エンジンとしてMicrosoft Bingを使われてしまうと、広告収入がMicrosoftに横取りされてしまいます。

SamsungやHTCとしては、iPadと価格で対等な戦いをしつつ、利益を確保しなければなりません。もし製造原価をiPadより安くできていれば、ガチンコで勝負できたかもしれません。しかしふたを開けてみると製造原価が高いので、遅かれ早かれVerisonと同じような奥の手に出ると予想されます。つまりAndroid OSを使いつつ、GoogleではなくBingなり他のモバイル広告システムをデフォルトにしてしまうでしょう。

そうなったときにAndroid開発元のGoogleはどうするか。Googleはちょっとしたジレンマを抱えるでしょう。