How Are iPads Actually Being Used in the Enterprise?

There is a lot of discussion on how tablets (iPads) are replacing PCs. I have been generally skeptical of this view based on tablet usage data (1, 2). The discussion for tablets replacing PCs is generally based on the decline of PC sales coinciding with the rise in tablet sales. This is true. However, there is little discussion on cause and effect. It is totally possible that these sales trends are not strongly related; they may simply have happened at the same time by coincidence. Also, there are many tech bloggers and analysts who claim that they have managed to get by on their iPads alone, and only using their … Continue reading How Are iPads Actually Being Used in the Enterprise?

Chromebooks Are Competing With iPads

Gregg Keizer of ComputerWorld wrote an article that corrected the misinformation spread by many journalists/bloggers a few weeks ago regarding Chromebooks sales in the “commercial channel”. The initial report by Stephen Baker of NPD was released on December 23rd, 2013 and mentioned that Chromebooks accounted for 21% of all U.S. notebook sales through the commercial channel for the first 11 months of 2013. The important word is “commercial channel”. Stephen Baker defines the commercial channel as follows; Baker defined the commercial channel as the distributors — like CDW and Ingram Micro — that many businesses, government agencies, schools and other organizations use to buy personal computers and other devices. His … Continue reading Chromebooks Are Competing With iPads

iPads vs. Chromebooks Illustrates how Apple and Google are Different

There is a lot of talk on the web about how successful the Chromebooks are starting to be (or if they are successful at all). I have discussed this at length in this blog (although mainly in Japanese), and my conclusion as of now is that success is limited to education. As Ben Bajarin informed me via Twitter, most Chromebooks are being used as digital textbooks, so to speak. Searching the web, the main allure of Chromebooks in an educational environment seem to be; Price of device. Ease of administration. Availability of a keyboard (compared to iPads). In other metrics like the number of educational applications, Chromebooks fall behind Windows. … Continue reading iPads vs. Chromebooks Illustrates how Apple and Google are Different

Good is the enemy of Great for the iPad

While probably not the first person to say it, Jonathan Ive has been quoted as saying “Good is the enemy of great”, and this is likely one of the mantras at Apple. Apple has often resisted the urge to create “good” products, and waited until they could release a “great” product. In my view, this is probably how Apple is tackling issues with the iPad right now. Some examples of Apple not releasing “good” products; Apple did not release a two-button mouse. They waited until they came up with the idea to use sensors on the surface of the mouse, which would ultimately result in multi-touch mice. Hence the transition … Continue reading Good is the enemy of Great for the iPad

iPadに関する自分の予想を振り返る

iPad生誕3周年ということで、3年前に自分がどのような予想を立てたかを振り返ってみようと思います。 そもそもこのブログは自分の考え方がどれだけ確かなのか、自分はどれだけ世の中の流れを正確につかめているかをはっきりさせるために書き始めています。もし自分が世の中を正確に把握できているのであれば、それなりに高い確率で予言が的中するはずです。逆に予言が的中しないということは、世の中を理解できていないということです。そういう意味でもiPadの発売当初に自分が立てた予想を見返すのは重要です。 私が書いたのは以下のポストです; iPadを見て思った、垂直統合によるイノベーションのすごさとアップルの宿命 iPadのこわさは、他のどの会社も真似できないものを作ったこと その中で以下のような予想をしています。 普通に考えたら、iPadと対等な製品を開発するのに5年はかかるのではないでしょうか。そのときはもちろんiPadも進化しているはずです。 … iPadのすごいのは、アイデアがすごいのではなく、アップル社以外に作れないのがすごいのです。 … iPadがどれだけ売れるかはまだ分かりません。でもかなり売れる可能性もあります。売れるとしたら、その市場セグメントはしばらくアップルが何年間も独占します。iPhoneがスマートフォンを席巻しているよりもさらに激しく、そのセグメントを独占してしまうでしょう。そういう大きな構造変化を起こしてしまう危険性を、iPadは持っていると思います。 そしてその根拠としてアップル社の垂直統合のすごさをあげています。 アップル社の垂直統合というのは、CPUからハードの組み立てからOSからアプリケーションソフトからオンラインショップまでのすべてをアップル社が持っているということです。そしてiPadにおいてはこのすべてのアップル社製になっています。アプリケーションソフトは確かに3rdパーティーが作ったものが非常に多いのですが、その流通チャンネルをアップル社が完全に握っているという意味ではやはり垂直統合モデルの一部と考えても良いと思います。 3年前の言葉ですが、2013年の今の状況を正確に予測できたことがわかります。特に「iPadと対等な製品」というのを「iPadと同等の人気がある製品」と定義すれば、3年たった今も対等な製品は全く現れていないと言えます。 また多少なりともiPadの人気に食い込んでいるのがAmazon Kindle Fireですが、これが成功しているのはハードウェアとコンテンツ販売を統合しているからであって、これもまた垂直統合の一つです。つまり水平分業しているところはどこもiPad人気に食い込めず、唯一垂直統合を試みたところが一つ成功しているだけです。垂直統合に着眼したことの正しさの裏付けにも思えます。 それならこの先はどうなると予想されるのか とりあえず3年前の予想が今のところ当たっていそうなので、私の着眼点が正しかった可能性が高いと言えます。ならば同じ着眼点でさらに先を予想してみることができます。 私は3年前に述べたことをもう少し引用します。 特に問題なのはワードプロセサーと表計算ソフト、プレゼンテーションソフトのいわゆるオフィス系ソフトです。いまのところWindowsの世界で使われているオフィス系ソフトはほとんどマイクロソフトオフィスだけです。Google Appsという選択肢はありますが、まだまだ一般化している状態ではありません。そしてフリーのOpen Officeなどもありますが、無料だという以外には魅力のない製品です。ですからiPadに十分に対抗できるような製品(iWorkが使えるという意味で)を作るには、やはりマイクロソフトオフィスを載せることが、少なくともここ数年のスパンで見たときには必要になります。 アップル社の垂直統合の中でも特に真似るのが難しいのは、OSとアプリケーションソフトの両方を作るノウハウだと述べました。3年前のブログではアプリケーションソフトとしてオフィスソフトウェアのことだけを述べましたが、これはiPhotoやiMovieなどのマルチメディア系のソフトについても当てはまります。 私の3年前の予想では、アプリケーションソフトを含めた垂直統合ができない限り、iPadに対抗できる製品は作れないとしています。そしてこれを実現できる可能性がある会社はMicrosoft社とGoogle社であるとしました。そこでMicrosoftとGoogleの現状を見てみます。 GoogleはAndroid OSをかなり改善してきました。もちろんiOSという明確なターゲットがあって、基本的にはそれを真似れば良いし、それを法律ギリギリのところでやってきましたので改善は難しいことではありませんでした。その一方でアプリケーションソフト、つまりAndroid用のGoogle Docs(Google Drive)というのはあまりパッとしません。未だにプレゼンテーションソフトが無いなど、今時のオフィス業務をカバーできる状況ではありません。 MicrosoftはWindows 8の販売が不調と報じられ、また新タブレットのSurfaceもあまり売れないと言われているなど、まだ戦う体勢が整っていません。Androidと異なり、Microsoftは単にiOSを真似るのではなく、新しいアプローチを試みました。そのためにタブレット用の新OSの開発だけで時間がかかり、ようやくスタートラインにたった状況です。 このように3年たった今でも、GoogleおよびMicrosoftは未だにアプリ−ケーションソフトを含めた垂直統合でiPadに対抗できる状況にありません。したがって3年前の予想の通り、まだまだiPadの独占は続くでしょう。 予想とずれた点 私は当初はiWorksなどのオフィスアプリケーションを中心に考えていましたが、実際のiPadの使用状況を考えるとその視点は狭かったようです。iPadで実際によく使われているのはオフィスアプリケーションばかりではアンク、むしろブラウザやメール、写真、Facebook、Twitterなどです。それでも結果として予想が当たったのはなぜでしょうか。 考えてみれば当たり前ですが、スマートフォンやタブレット、そしてPCを使っているとき、私たちが実際に接するのはOSそのものではなくアプリです。アプリの善し悪しがそのデバイスのエクスペリエンスの善し悪しを決めます。オフィスアプリケーションだけでなく、すべてのアプリがそうです。 OSの主な役割は、アプリ開発の土台を提供することです。MacWrite, MacPaint以来、25年間のアプリ開発の経験を持つアップルはその土台がどうあるべきかをよく知っています。自らがOSの開発と、その上で動作するアプリの開発の両方を行っているので、アプリ開発の優れた土台が作れます。そしてサードパーティーのアプリ開発を的確に支援できます。 新しいモバイルOSはいくつも誕生しています。PalmのWebOS、FirefoxのFirefox OS、SamsungらのTizen OSなどがそうです。しかしOSの役割を考えれば考えるほど、優れたOSが作るためには豊かなアプリ開発経験が不可欠に思えます。新しいOSを作っているところが一番欠けているのは、このアプリ開発経験かも知れません。 予想の修正 2010年時点で、私は「iPadと対等な製品を開発するのに5年はかかるのではないでしょうか」と述べました。これを修正します。2013年の現時点からさらに5年かかりそうだというのが新しい予想です。本当はもっともっと時間がかかりそうな気がしていますが、ITの世界で5年以上先を予想するのはさすがに難しいので、5年に留めます。 修正の理由は以下の通り; タブレット市場はアプリの優劣が重要。その点、GoogleもMicrosoftもまだまだ戦える状況にありません。 「メディアを消費するためのタブレット」という誤った方向にシフトしつつあるAndroidが、生産性アプリなどに再び目を向けるには時間がかかります。 Androidのフラグメンテーション問題は複雑なアプリの開発に相当マイナスに働きそうです。 Androidタブレットの価格破壊はイノベーションを阻害します。 iPadの真の対抗馬はAndroidではなくWindows 8だと私は思っていますが、出足が思った以上に遅いです。 Androidそのものの方向性が変化し、「iPadと対等な製品」の開発を支援できなくなるかも知れません。

iPadの初期のレビューから破壊的イノベーションを振り返る

2013年4月3日がiPadの発売日からちょうど3年間ということで、それを振り返る記事がネットにいくつか出ていました。 A look back at the iPad naysayers Music. Sweet music iPadの発売当初は、多くの技術評論家がこれを失敗作と呼び、そしてがっかりしていました。今となってはほとんどの人が忘れてしまっていますが。 こういうのを見て、「評論家は何もわかっていない」というのは簡単です。しかしそれではプログレスがありません。しかもClayton Christensen氏は破壊的イノベーションの条件の一つが専門家に見下されることだとも語っています。 Clayton Christensen氏が言うには、破壊的なイノベーションの特徴は以下の通りです。 いくつかの機能が不足していて、ハイエンドユーザのニーズを満たさない。 価格が手ごろでローエンドユーザや新規ユーザを取り込める。 使いやすさが改善されていて、ローエンドユーザや新規ユーザを取り込める。 徐々に能力を増やしていき、ハイエンドユーザにも使われるようになる。 これに着目しながら、上記の記事からiPad発売当初の評論家の意見を引用してみます。 Why is the iPad a disappointment? Because it doesn’t allow us to do anything we couldn’t do before. Sure, it is a neat form factor, but it comes with significant trade-offs, too. Things the iPad can’t do: No Camera, that’s right, you can’t take pics and e-mail them. No Web Cam, that’s right, no iChat or Skype Video chatting. No Flash, that’s right, you can’t watch NBC, CBS, ABC, FOX or HULU. No External Ports, such as Volume, Mic, DVI, USB, Firewire, SD card or HDMI No Multitasking, which … Continue reading iPadの初期のレビューから破壊的イノベーションを振り返る

iPad専用にデザインするということはどういうことか

iPad miniの登場でタブレットに最適化されたウェブサイトが必要になってきました スマートフォンとiPadなどのタブレットが急速に普及したため、同じコンテンツを異なるスクリーンサイズに合わせてデザインする必要が出てきました。その中でもスマートフォンは先に普及し、またスクリーンサイズがPCと大きく異なるため、スマートフォン専用のサイトを用意したり、あるいはスマートフォン専用のアプリを用意することが多くなりました。 一方でiPadなどのタブレットでは事情が複雑です。 iPadのSafariは横幅が980pxのウェブサイトであれば縦向きの画面に納められるようにデザインされています(実際のピクセル数は768pxしかないのですが、980pxのサイトを768pxに圧縮します)。しかしこれだとリンクが非常に小さくなるので、リンクをタップするときにかなり神経を使います。AppleのiOS Human Interface Guidelinesではボタンのサイズを44px x 44px以上にすることが推奨されていますが、それよりもずっと小さくなります。 今までの10インチのiPadであれば、それでも何とかなりました。神経を使えばリンクをクリックすることができました。しかし7.9インチのiPad miniになるとさすがに難しくなります。画面の拡大縮小をしないとPCウェブサイトのリンクはクリックできません。 そろそろタブレットに最適化されたウェブサイトが必要になってきたのではないでしょうか。 タブレット専用のサイトを作るべきか、それともPC用のウェブサイトを作り替えるべきか 国内のスマートフォンの普及率はまだ50%以下です。したがってすべてのユーザをカバーするようなウェブサイトを作るためには、1) PC用, 2) スマートフォン用, 3) フィーチャーフォン用のウェブサイトが最低でも必要になります。さらにタブレット専用のウェブサイトを作るとなると4種類のウェブサイトを作ることになり、かなりつらくなってきます。 やはりタブレット専用のウェブサイトを作るよりは、PC用ウェブサイトと共用のものが作れれば楽です。そうなると7.9インチのiPad miniでも快適に見られるようなPC用ウェブサイトを追求することになります。 PC用のウェブサイトは無駄だらけ? 以下に示すのはasahi.com用のiPadアプリの一面です。 以下はPC用ウェブサイトのトップページです(赤枠は私が付けました)。 内容を比較するとiPadアプリの一面の内容はPC用ウェブサイトの赤枠だけです。ざっと見たところ、PC用ブラウザの画面の1割程度だけがiPadアプリの一面に使われています。PC用ウェブサイトの赤枠以外は、iPadアプリではすべて省かれているのです。 なぜiPadアプリではPC用ウェブサイトのコンテンツの9割を省くことができたのでしょうか。PC用ウェブサイトのトップページコンテンツの9割は無駄なのでしょうか。 PC用ウェブサイトはナビゲーション用リンクが異常に多い 先ほどのPC用ウェブサイトのトップページを内容ごとに色分けしました。 赤がiPadアプリの一面にもあった、いわゆる「新聞の一面記事」です。青はナビゲーションです。カテゴライズしたナビゲーションではなく、「もしかしたらこんなことに興味があるんじゃないかな?」ということでリストアップされたものです(カテゴライズしたナビゲーションはトップメニューにあります)。そして緑が広告です。さらに黄色は他のページ(この場合は社会欄)の抜粋リンクです。 こうしてみると青のナビゲーションリンクが異常に多いことがわかります。また下にスクロールしていくと、黄色の他ページ抜粋リンクが延々と続きます。 青のナビゲーションリンクの目的は、人気記事を前面に出すことです。少しでも読者におもしろがってもらえる内容を早めに見せておくためのリンクです。 黄色の他ページ抜粋リンクは、トップメニューを経由しなくても、下にスクロールするだけで他ページの内容が見られるようにした工夫です。クリックするよりもスクロールした方がユーザは楽だろうという配慮です。これもナビゲーションリンクの一種です。 iPadアプリにはこういう青と黄色のリンクに相当するものがほとんどありません。 PC用ウェブサイトもナビゲーションリンクを減らせば簡単にiPad向けになる PC用ウェブサイトのナビゲーションリンクを省き(青と黄色のリンク)、そのページ固有のコンテンツに絞ればフォントサイズを大きくすることができ、iPad miniでも簡単に操作できるものになります。そのためには以下のことを考慮すれば良いはずです。 トップナビゲーションメニューを経由したページ切り替えを楽にし、黄色の他ページ抜粋リンクを不要にする。 青色のリンク(ランキングなど)は別のページにまとめ、これもトップナビゲーションメニューから簡単に移動できるようにする。 トップナビゲーションは必要か 実はトップナビゲーションメニューも不要かもしれません。Asahi.comのiPadアプリではトップナビゲーションメニューは前面に出さず、実際の新聞の紙面のページを送る間隔で、1ページずつ、すべてのページを切り替えていくのがメインのナビゲーション形式です。ページ切り替えは素ワイプジェスチャーで行います。 このナビゲーションは全体を眺めることに重点を置いています。ナビゲーションメニューの中から特定のカテゴリーを選んで、そのページに移動するのではなく、すべてのページをざっと眺めながら興味を引いたコンテンツを見るのに向いています。このナビゲーションをうまく実装できればメリットは明確です。いままでコンテンツをつまみ食いしていたユーザが、全体を眺めてくれるようになるのです。 トップナビゲーションを無くしたインタフェースを実現するためには、2つのことが必要です。 素早くて滑らかなページ切り替え 大きくて目立つ見出し このうち2番目の大きな見出しについては、各ページの余計なコンテンツ(主にナビゲーションリンク)を減らせば実現できます。しかし1番目は現在のウェブサイトの作り方では難しいところがあります。今のウェブサイトはロードするのに時間がかかりすぎるからです。逆に言うとページのロード時間を十分に減らすことができれば、トップナビゲーションを無くしたウェブサイトのデザインは実現可能になってくるかも知れません。 現在のウェブページのロードを早くするためには iPadアプリはまず最初にすべてのコンテンツをダウンロードするので、ページ内容はすべてローカルに保存できます。だからページの切り替えが非常に素早くできます。HTML5にはブラウザ内のデータをため込むための方法がいくつか用意されていますので、これを使うとページ切り替えがかなり早くできます。 またページをロードするのにかかる時間の大部分は、実はコンテンツではなく、JavascriptやCSSだったりします。このあたりも要改善です。 直感的なページ切り替えの操作 今までのウェブサイトはページを続けてざっと眺めるのに適したUIを用意してきませんでした。ページ切り替え用のボタンを用意するものはありましたが、ボタンは小さく、マウスを移動させてクリックするのは面倒でした。それに対して、iPadアプリで使われるスワイプジェスチャーは非常に直感的で、簡単にできます。同じぐらい簡単な操作をPCでも実現できればトップナビゲーション不要なUIが作れるかもしれません。 まとめ 以上、いろいろな話をしました。まとめると以下の通りです。 iPad miniの登場で、PC用のウェブサイトであってもiPad miniに最適化する必要が出てきました。 iPad miniに最適化するときに重要なのは、無駄なナビゲーションリンクを減らすこと。 ナビゲーションリンクを減らす中で、トップナビゲーションメニューの役割すら再検討するべきです。 ナビゲーションリンクを減らすことと、ページロードのスピードを上げることは密接に関わっています。必要に応じてHTML5のデータ保存機能を活用しながら、ページロードスピードの向上に努める必要があります。

iPad miniは高すぎるのか?

USでのiPad miniの価格は$329から。Google Nexus 7やAmazon Kindle Fireは$199から。 よってiPad miniは高すぎるのではないか? 歴史を振り返ってみましょう。iPadはどうしてNetbookに勝つことができたのか。 Netbookとは Netbookについてまず振り返りましょう。Wikipediaより。 Netbookの始まりはAsusのEee PC (2007年)。価格は$260から。 典型的なNetbookは1.2-4kg, $3-400, 7-12インチの画面。 最大でラップトップ市場の20%に達し、2010年にiPadが出るとマーケットシェアを落とし始めます。 2012年になるとNetbookは年間で25%売り上げを落とし、一方でiPadの販売台数がNetbookを超えます。 iPadは一番安いモデルで$499でした。 Windowsアプリがほぼ使えるNetbookと異なり、iPadは専用のアプリも非常に少ない状況でした (iPhoneアプリなら使えましたが)。Adobe Flashも使えなかったので、ウェブでも問題がありました (PC World)。キーボードもあるので、入力は(原理的には)Netbookの方が楽です。 iPadがNetbookに勝ったのは、「使える」から どうしてiPadが勝ったのでしょうか? なぞ? おそらく答えはこうです。 誰が使えるか?: iPadはすごく簡単で、幼児にも老人にも使えます。家庭でパソコンを使う人の大半は設定の仕方とかそういうのが全然わかりません。操作法もよくわかりません。iPadはそういう人にも使えるものでした。そう、iPhoneと同じように。 どこで使うか?: iPadはトイレやベッドの中でも使いやすいし、ソファーでゆったりしながら使うのに最適です。タブレットを一番使うのはテレビを見ているときという調査結果もあります。Netbookだとこういう使い方ができません。また立ちながら使うのだったらタブレットしか考えられません。 何に使うか?: みんながやりたかったのはウェブを見ることとメールを確認することでした。デフラグとかしていないWindows XPでInternet Explorerを使うのに比べて、iPadは非力なCPUながら、圧倒的にウェブの表示が速かったのです。しかもスリープから起きるのが瞬間的なので、思い立ったときにすぐにウェブが見られます。 つまりiPadが勝った理由は、1) ユーザ層を拡大したから、2) 使用する場所を増やしたから、3) ウェブとメールをより快適にしたから。一言でいうと「使える」を増やしたからです。 価格はネガティブ要素でしたが、ほとんど影響がありませんでした。価格ってそんなに重要じゃないのです。それよりは「使える」ことが重要です。 iPad miniは「使える」から$329、Android 7インチタブレットは「使えない」から$199 さてiPad miniに話を戻します。 Google Nexus 7やAndroid Kindle Fireって「使う」ことをあまり考えないで作られた製品です。安くすると買う人がたくさんいたから開発された製品です。HPが当初$400で販売していたTouchPadを店じまいの大売り出しのつもりで$99, $149で販売しだしたら馬鹿売れしたので、もしかしたら低価格タブレット市場があるのかも知れないとGoogleやAmazonは思ったのです。 7インチAndroidタブレットの使い勝手の悪さについてはPhil Schillerが2012年10月のiPad mini発表会で長々と語りました。YouTube 低価格7インチタブレットが本当に使われていないのは、前のブログでも紹介したChitikaのネットアクセス統計でわかります。 このグラフの縦軸は、iPadのインプレッション100回に対してどうかという数字です。つまりGoogle Nexus 7は約0.8%のインプレッションシェア、Kindle Fireは0.6%のインプレッションシェアということになります。市場アナリストが言うようにこれらの製品が本当に売れているのであれば、全然使われていないということになります。 簡単な話、誰も使わないタブレットを売るためには$199の価格をつける必要があります。逆にどんなに使えない役立たずの製品でも、$199を切っていて、プロモーションがしっかりしていればかなりのは数が売れます。これはNetbookと同じ価格帯です。 iPadのように「使える」タブレットを売るのであれば$300以上しても大丈夫です。

3代目のiPadを見て再度考える:アップルの宿命

最初のiPadが発表された直後に私は以下のブログ記事を書きました。 iPadを見て思った、垂直統合によるイノベーションのすごさとアップルの宿命 iPadのこわさは、他のどの会社も真似できないものを作ったこと その中で僕が繰り返しているのは、イノベーションが盛んに行われている時代、そしてそのイノベーションが市場に受け入れられている時代は垂直統合が勝つということです。そして垂直統合メーカーがほとんど市場から消え去っている今、アップルに対抗できるメーカーはなかなか出てこないでしょうということでした。逆にイノベーションが停滞してしまうと水平分業が有利になってきます。 したがって今後もアップルがタブレット市場をほぼ独占できるかどうかは、タブレット市場のイノベーションのスピードにかかっていると言えます。アップルにとってみればイノベーションを持続することかが最大の課題です。これはアップル一社のイノベーションという意味ではなく、市場全体としてイノベーションに対する期待が持続するかという意味です。 さて3代目のiPadが発表されましたので、その特徴を見ながら、タブレット市場のイノベーションの余地について考えてみたいと思います。 Retina Display Retina Displayというのは、人間の目の識別能力を超えたと言うことです。つまり今のRetina Displayよりも解像度の高いディスプレイを作ったところで、もう誰も気づかないのです。 したがってディスプレイの画素数、解像度についていうと、イノベーションはここで一つの終着点を迎えたのです。 今後のイノベーションは消費電力を押さえられるかとか、どれだけ薄くできるかとかに限られてきます。エンドユーザには見えないところでのイノベーションになります。 今後のイノベーションの余地は一つ減りました。 なおRetina Displayの画素数は2048 x 1536であり、普通に販売されているパソコン(iMac 27インチを除く)の最大画素数 1920 x 1080を大幅に超えています。これをスムーズに動かすための省電力GPUの開発も相当に大変だったと想像されますので、競合メーカーから同様の解像度のタブレットが発売されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。 消費電力 新しいiPadの電池容量はiPad2よりも70%も多いと言われています。それでやっと電池が持つ時間をiPad2と同じにできました。消費電力が激しいと言われているLTEなどをサポートするために、相当に無理をしているのでしょう。 ここにはまだイノベーションの余地が相当に残っていそうです。 処理能力 iMovieなどがアップデートされ、iPhotoも追加されました。PCで行う作業の中でもかなり重たい作業である画像・ビデオ編集がiPadでもできるようになりました。3Dゲームも十分な解像度とフレームレートが出せている様子です。 これ以上の処理能力はもういらないんじゃないかと思われるレベルです。 今後も処理能力は向上するでしょうが、そろそろオーバースペックになりそうな感じです。そういう意味では、処理能力についてはイノベーションの余地があまり残っていないと言えます。 OS OSの基本的な部分については、既にマルチタスクが実現されています。またタッチによる操作も特別な進歩を見せていません。 イノベーションの余地がもうあまりなさそうな印象です。 ネットワークの速度 まだまだネットワークの速度も信頼性も不十分です。たださすがのアップルもここを垂直統合に取り込むことはそれほどはやらないでしょう。 Siri 一番イノベーションの余地がはっきりしているのはSiriによる音声認識です。Siriの聞き取り精度はまだまだで、しょっちゅう間違えられます。Siriでできる操作も天気とかスケジュール管理ぐらいで、まだまだSiriは実用的とは言えません。その一方でネットワークに大きな負担をかけますし、裏では多数のサーバが動いているなど、多大の処理能力が必要です。 要するに、Siriは性能的にはまだまだだし、それなのにコンピュータパワーをすごく必要としています。イノベーションの余地がすごく残っているのです。 ちなみにSiriが残しているイノベーションの余地は簡単に思いつくものだけでも以下のものがあります。 精度を上げる ネットワークにつなげなくても動くようにする(Siriの音声認識ぐらいはローカルでやる) iOSのほぼすべての操作を音声でできるようにする。 まとめ iPadが発売されて2年が経ち、猛烈な勢いでイノベーションが起こりました。当初は処理能力が足りず、コンテンツ作成は無理だろうと言われていましたが、今ではコンテンツ制作だって十分可能です。それどころかディスプレイの画素数は、市場のPCのほとんどすべてを凌駕するまでになりました。 しかしアップルにとっては喜べることばかりではありません。イノベーションの余地がなくなり、新機能が市場でオーバースペックになっていくと、垂直統合モデルは利点が減り、欠点ばかりが露呈します。これはその昔にマックがたどった道でもあります。 Siriが戦略的に非常に重要なのは、イノベーションの余地を新たに生んでいるという点です。こういう挑戦をアップルが続け、それが市場に受け入れられている間は垂直統合が勝ち続けるでしょう。

「中間」カテゴリーの危うさ:Android 7インチタブレットの競合は本当にiPad。それともスマートフォン?

ようやくiPadに対応し得るタブレットとしてSamsung Galaxy Tabが注目されていますが、評論家の意見を読んでいるとなんだか論調がぶれているような気がします。 要は、Galaxy TabはiPadの競合なのか、それとも新しいカテゴリーなのか。あるいはスマートフォンと競合するのか。 New York TimesのDavid Pogueは But the Galaxy doesn’t feel like a cramped iPad. It feels like an extra-spacious Android phone. WiredのChristopher Nullは The Tab requires some retraining in the way you use a mobile device — it’s somewhere between a phone and a regular tablet — but once you get it, it’s a pleasure to use. The Tab ultimately reveals itself not as a competitor to the iPad but as a new class of mobile devices: a minitablet that is designed to go everywhere you do. Read More http://www.wired.com/reviews/2010/11/galaxy_tab/#ixzz14zdHpWy9 「ヘー、新しいカテゴリーなの」って聞くと聞こえはいいのですが、問題はそんな新しいカテゴリーにニーズがあるのかないのかです。 Steve Jobs氏の大失敗作、G4 Cubeを思い出してみるといいと思います。Steve Jobs氏がAppleに戻ったとき、あまりにも製品ポートフォリオが訳が分からなかったのでばさっとシンプルにしました。Consumer <-> Pro, Desktop <-> Portableの軸で割って、4つのカテゴリーに区切ったのです。(YouTube Macworld NY 1999 09:30頃) なのに翌年にSteve Jobs氏は中途半端な製品を発表してしまいます。それがG4 … Continue reading 「中間」カテゴリーの危うさ:Android 7インチタブレットの競合は本当にiPad。それともスマートフォン?